効果が現れるまでには病状などによる個人差がありますし、治療に際してあらかじめ決められた時間はありません。ただ保険外治療ということもあり、一つの目安として3ヵ月を区切りに、効果の有無やその後の継続について判断することにしています。
朝・晩の1日2回、または朝・昼・晩の1日3回が服用の回数です。
錠剤での摂取となりますが、服用の量については、症例の程度によって個人でさまざまとなります。
症状が安定していれば、2週間に一度程度の通院で構いません。
不安定な推移がみられる場合には、1週間に一度程度の通院は必要になると思います。
米国やヨーロッパでは、小児を中心とした先天性疾患(尿素サイクル異常症)の治療薬として認可されています。がんでは、脳腫瘍・黒色腫・白血病・結腸がん・前立腺がんをはじめとして、さまざまながんに効果がみられています。
個々の治療内容によって異なるために、一概にはいえません。初診のヒアリング(コンサルティング)の際に病状や状態をお聞きした上で、詳しいお話をさせていただいています。
治療の併用自体は可能です。ただし事前に、現在治療を行っている他の施設の主治医への報告をお願いしています。別の治療を開始することを主治医に知っておいていただくことは、患者さんにとって大切なことと考えます。
当院で行う治療の実際についてそのまま説明いただければよいのですが、必要であれば、治療法の内容についての論文などもお渡ししますので、主治医にお見せになってもいいと思います。ちなみにフェニルブチレートについては、「新臨床腫瘍学」(南江堂)の389頁に詳細の記述があります。いわゆるがんの教科書にも載っている、信頼できる治療法です。
他の病院で、たとえば「ホスピスに行きなさい」と言われた末期がんの患者さんが、この治療法で病状が改善したケースは多くあります。決してあきらめることなく、治療に臨まれることをおすすめします。
副作用についてはほとんどなく、治療が日常に支障をきたすようなケースはまず考えられません。
いわゆる薬物相互作用といったものはなく、他の治療法との併用も問題ありません。
三番町ごきげんクリニック
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