2013年3月29日
先進的ながん治療とアンチエイジング医療を提供する三番町ごきげんクリニック(東京都千代田区、院長 澤登雅一)は、このたび新しいがん治療法として、「新樹状細胞獲得免疫ワクチン療法」を開始しました。これは、2012年夏から当クリニックで治療を開始している、「5種複合免疫療法」をさらに進化させた治療法で、細胞の培養時に人工的ながん抗原(WT1ペプチド)を取り込むことにより、標的となるがん細胞を免疫細胞が特異的に攻撃するものです。従来の自然免疫を活性化させる方法だけでなく、がん抗原注入によって獲得免疫も活性化させるため、より高い治療効果が期待できます。
*この治療法は、せんしんクリニック(熊本県熊本市)の倉持 恒雄 博士が開発したもので、当クリニックは、せんしんクリニックの提携医療機関として治療を実施しています。
免疫療法は、1980 年代に開発された自然免疫によるLAK療法にはじまり、NK細胞療法などの自然免疫療法や、がん抗原のたんぱく質の断片を構成するペプチドを標的としたペプチド療法や、樹状細胞にがんペプチドを認識させて体内に戻す樹状細胞ワクチン療法など獲得免疫を利用した治療が行われています。 しかし、近年あきらかになった問題点として、(1)樹状細胞を治療目的で体外において十分に増やすことが困難なこと。(2)がん細胞が獲得免疫を免れることができるということ。(3)樹状細胞が「がん抗原」をT細胞に伝達していないということ。といったことがあげられるようになりました。
新樹状細胞獲得免疫ワクチン療法は、樹状細胞を成熟させることで、がん抗原を十分に認識し、がん抗原の情報を他の免疫細胞に確実に伝達させることで、免疫細胞の更なる活性化を可能にしました。
<治療のメリット>
三番町ごきげんクリニックでは、がんを”究極の老化”ととらえ、個別化治療を目指した先進的ながん治療に取り組んでいます。これまでに、高濃度ビタミンC点滴療法、フェニルブチレート療法、アンチネオプラストン療法、5種複合免疫療法を中心にがん治療を行ってきましたが、今後、新樹状細胞獲得免疫ワクチン療法を加えることで、より一層高い治療実績をあげることを目指していきます。
新樹状細胞獲得免疫ワクチン療法の治療の流れ
【基本的な治療の流れ】
【治療費用】
1 回投与料: 294,000 円
1 クール投与料: 1,764,000 円
※この上記の費用の他に、初診料、検査料、手技料・検体送料、HLAタイピング検査料、初回培養凍結保存料が必要なため、1クールの治療費用は総額約185万円になります。
※保険外診療のため、治療費は全額自己負担です。
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三番町ごきげんクリニック 広報担当:市川美穂
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