高濃度ビタミンC点滴療法:具体的な効果と臨床例

肺がんとリンパ節転移が消失 〜51歳女性・Aさんの例〜

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Aさんは2006年5月、胸部CT検査で右肺に腫瘍が発見。組織検査によって、肺非小細胞がんのリンパ節転移で、余命4ヵ月という診断がなされました。
全身精査の結果、ステージⅢBとわかり、すぐさま化学療法(抗がん剤治療)を開始。非小細胞がんのステージⅢBは手術適用がなく、抗がん剤と放射線治療の適用となります。しかし両治療法でがんが縮小する確率は30〜50%といわれ、手術可能な早期に発見することが重要とされている難しいがんです。
そうした中で同年11月、化学療法5コースの終了時点で高濃度ビタミンC点滴療法の併用を開始しました。
Aさんは抗がん剤治療によって強い副作用が見られ、すぐに全身倦怠感や食欲低下、体重減少などが進行しました。また13年前に子宮がんのため手術と放射線治療を経験していて、その際の辛さから治療への恐怖感も相当強いものがありました。そんな時期に高濃度ビタミンC点滴療法を開始しました。
点滴の開始後、Aさんはすぐに食欲が回復、減少していた体重もあっという間に元に戻りました。
倦怠感や疲労感もなくなり、治療前と同様に仕事で全国を駆け回れるようになったのです。
がんの経過としては、高濃度ビタミンC点滴療法を始めて1ヵ月後の2006年12月の胸部CTで、肺の病変が消失しました。しかしPET検査では、右鎖骨付近のリンパ節にがんがまだ残存していることが認められました。
そして、半年後の2007年6月の検査では、PET検査でもリンパ転移の所見は消失。その間、抗がん剤と放射線治療も併用していました。
最終的に、1年半近くかけて、抗がん剤11コース、線量として計60グレイの放射線治療を受けました。ちなみに60グレイは正常組織に深刻なダメージを与えないほぼ最大の線量です。
2006年11月からは週2回程度の高濃度ビタミンC点滴療法を併用、その後は抗がん剤や放射線治療の副作用はまったく見られず、放射線による皮膚障害も非常に軽度で済みました。
Aさんにとって2度目のがん治療となる今回は、1回目とは比較にならないくらい負担の軽い治療だったと本人も振り返っています。
がんそのものが消失したばかりか、標準治療の副作用も非常に軽くなり、治療中は元気に仕事ができ、その後再発の兆候もありません。高濃度ビタミンC点滴療法の効果が非常によく現れた例といえます。

腫瘍マーカーの値が下がった例 〜70歳男性・Bさんの例〜

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Bさんは1年半前の胃がんの手術から、抗がん剤治療5コースを実施。その9ヵ月後に肺・骨への転移が認められ、抗がん剤治療を再開しました。しかし効果があがらず、さらに6ヵ月後には腹膜播腫も認められ、腫瘍マーカーであるCEAも上昇し始めました。
主治医からはすでに消極的な言葉が出始めたことで、当院にて高濃度ビタミンC点滴療法を開始しました。
その後、週に2回のペースで点滴を行い、CEAを1ヵ月後に再び調べたところ、点滴を始める前の10.2から7.2に低下していました。
抗がん剤や放射線治療による副作用で食事が摂れず、栄養状態の悪化で全身状態が悪くなり、合併症を起こしてしまうことが従来の治療ではよくありました。ビタミンCの点滴治療では、副作用が軽減されるとともに栄養が補給されるので、栄養状態の低下が抑えられ、同時に免疫力が保たれ合併症が起こりにくくなるという優れた効果があります。

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