フェニルブチレート療法:具体的効果と臨床例

前立腺がん末期から回復した例〜76歳男性の例〜

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前立腺がん手術後5年で再発、全身の骨転移が認められ、ホルモン療法、放射線療法、標準的な抗がん剤による治療を開始しました。
治療効果はみられず、腫瘍マーカー PSAは850まで上昇。食欲はなくなり体重減少が著しく、骨転移による疼痛も強くなるなど、全身状態が悪化したため、さらに強力な抗がん剤治療を2コース施行しましたが、PSAは2800まで上昇。主治医から余命3ヶ月の宣告。
もう治療の手段がないので、できるだけ苦しまないようにと緩和医療をすすめられ退院となりました。

その時点より、フェニルブチレート1日1gを開始。
3日目より3gに増量したところ、7日目には疼痛が消失し痛み止めを中止、その後、食欲も回復し体重も増加傾向になりました。フェニルブチレート開始後2ヶ月目のPSAは550まで低下。痛みもなく、QOLは著明に改善しました。

現在、フェニルブチレート開始後15ヶ月、1日9g内服継続中で、PSAは600前後。今でもご自宅で生活をされています。経過中、フェニルブチレートによる副作用は認めていません。

このケースは、がんが完全に消失したわけではありませんが、標準治療ではコントロールできなかった前立腺がんに対しフェニルブチレート単独で治療効果が見られました。
経過の通りフェニルブチレート開始後、腫瘍マーカーが基準値内まで低下したことは一度もありませんが、疼痛が消失するなど自覚症状の著明な改善が見られ、その結果QOLは高まり(ほぼ健康時に近い生活)が得られ、予後という点でも明らかな延長が見られています。

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